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古典文法クイズについて

古典文法クイズとは

古典文法は、古文を正確に読むための土台です。このページでは、活用・助動詞・助詞・敬語・識別・構文読解の6分野の142問を無料で解いて学べます。語の意味や暗記表ではなく、短い古文の中で「形・接続・前後の関係」から判定する力を重視しています。

回答すると、すべての選択肢の下に「なぜ正しいか・なぜ違うか」の理由が出るので、紛らわしい選択肢の見分け方をその場で確認できます。

このページで練習できる問題

古典文法の4択問題142問を、6つの分野に分けて収録しています(2026年10月時点)。

分野問題数
活用・接続27問
助動詞52問
助詞35問
敬語12問
識別8問
構文・読解文法8問
合計142問

本番の試験との対応

大学入学共通テストの国語は200点・90分で、古文(第4問)は45点です。2025・2026年の問2では文法・敬語そのものが問われ、2026年の問2は7点でした。共通テスト本試験の6回(2021〜2026年)では、文法を問う設問(助動詞・助詞・識別)が4回、敬語を直接問う設問が2回出ています。問1の語句の解釈にも文法が要ります。

出典: 大学入試センター 令和7年度試験・過去3年分の試験問題と正解(試験の形・配点)、河合塾・東進の共通テスト分析(国語)(設問の内容)。2026年10月時点の公開情報による。くわしくは共通テスト古文の勉強の順番(過去の傾向から)。

例題

実際にこのページで出る問題から、分野がばらけるように5問を選びました。答えは「正解と解説」を押すと開きます。画面で解くときは、選択肢の並びと出題の順番が毎回入れ替わります。

例題1(活用・接続)

短文「高き山の上に月出でたり。」の「高き」について、活用種類と活用形の組合せとして正しいものを選びなさい。

  1. アク活用・連用形
  2. イク活用・連体形
  3. ウシク活用・連体形
  4. エシク活用・連用形
正解と解説

正解: イ ク活用・連体形

形容詞が後ろの体言を修飾しているときは連体形に注目する。「高し」はク活用で、その連体形は「高き」である。

ほかの選択肢ア: ク活用形容詞の連用形には「高く」などがあり、「高き」は連体形である。
ウ: シク活用の連体形には「うつくしき」のような形があるが、「高し」はク活用である。
エ: 「高し」はシク活用ではなく、体言「山」を修飾する「高き」は連用形でもない。

例題2(助動詞)

短文「昔より人に知らるる名あり。」の「るる」は、助動詞「る」の何形ですか。意味は考えなくてよいものとします。

  1. ア終止形
  2. イ已然形
  3. ウ連用形
  4. エ連体形
正解と解説

正解: エ 連体形

助動詞「る」の活用形は、後続語との関係から判定できる。「るる」が体言を修飾している場合は連体形である。

ほかの選択肢ア: 終止形は文を言い切るときの「る」であり、「るる」とは形が異なる。
イ: 已然形は「るれ」であり、「るる」とは異なる。
ウ: 連用形は「れ」であり、体言を修飾する「るる」ではない。

例題3(助詞)

母が泣く童に「な泣きそ。」と言った。この表現の構造と意味として正しいものを選びなさい。

  1. ア副詞「な」+動詞「泣く」の連用形「泣き」+終助詞「そ」で、「泣くな/泣かないでくれ」という禁止を表す
  2. イ副詞「な」+動詞「泣く」の連用形「泣き」+終助詞「そ」で、話者の感動を表す
  3. ウ副詞「な」+動詞「泣く」の未然形「泣か」+終助詞「そ」で、話者の願望を表す
  4. エ係助詞「な」+動詞「泣く」の已然形「泣け」+終助詞「そ」で、反語を表す
正解と解説

正解: ア 副詞「な」+動詞「泣く」の連用形「泣き」+終助詞「そ」で、「泣くな/泣かないでくれ」という禁止を表す

「な〜そ」は、副詞「な」と動詞などの連用形、終助詞「そ」が呼応して禁止を表す。カ変・サ変では間に未然形が入る。「終止形など+な」の単独の禁止とは別構造である。

ほかの選択肢イ: 「な」「泣き」「そ」の構造は合っているが、「な〜そ」は相手に泣かないよう求める禁止を表し、話者の感動ではない。
ウ: 一般の四段動詞では連用形「泣き」が入り、表す意味も願望ではなく禁止である。
エ: 「な」は係助詞ではなく、「泣け」もこの構文で用いる形ではない。

例題4(敬語)

中将は従者に「この文を帝に届けよ」と命じた。従者は文を持って帝の御前へ参り、その後「文を奉る。」とある。この「奉る」の動作主体として最も適切な人物を選びなさい。

  1. ア中将
  2. イ帝
  3. ウ従者
  4. エ本文の情報だけでは動作主体を決められない
正解と解説

正解: ウ 従者

謙譲語では敬意が動作の受け手に向くため、「敬意を受ける人物=動作主体」とは限らない。敬語の方向に加えて、直前の話題や動作内容を合わせて主語を判断する。

ほかの選択肢ア: 中将は従者に文を届けるよう命じた人物で、御前まで文を運んだ主体ではない。
イ: 「奉る」の敬意は受け手の帝に向くが、帝自身が文を自分に差し上げる動作ではない。
エ: 命令の内容と直前の行動から、文を帝に差し上げる主体は従者に一意に定まる。

例題5(識別)

同じ形の「に」を含む①「童、静かに歩む。」②「庭の花、咲きにけり。」について、「に」の文法的な正体の組合せとして正しいものを選びなさい。

  1. ア①完了の助動詞「ぬ」の連用形、②ナリ活用形容動詞の連用形の一部
  2. イ①ナリ活用形容動詞「静かなり」の連用形の一部、②完了の助動詞「ぬ」の連用形
  3. ウ①断定の助動詞「なり」の連用形、②完了の助動詞「ぬ」の連用形
  4. エ①ナリ活用形容動詞の連用形の一部、②断定の助動詞「なり」の連用形
正解と解説

正解: イ ①ナリ活用形容動詞「静かなり」の連用形の一部、②完了の助動詞「ぬ」の連用形

一語の形容動詞の活用形を作る「に」と、動詞連用形の後に付く完了「ぬ」の連用形「に」は、語のまとまりと後続語から区別できる。

ほかの選択肢ア: ①と②の形態的な分析が逆である。
ウ: ①の「静か」は形容動詞の語幹であり、体言+断定「なり」という構造ではない。
エ: ②の「に」は動詞連用形「咲き」に続く完了「ぬ」の活用形で、断定「なり」の連用形ではない。

使い方

分野ごとの問題を、10問前後のセットに分けて解きます。セットは8割以上でCLEAR、分野ごとのテストと、全問から出す総合テストにも、いつでも挑戦できます。間違えた問題は「苦手問題」にたまり、テストで再び出会えるので、忘れかけたころに思い出す練習になります。

選択肢と出題順は毎回入れ替わるので、位置や順番で覚えてしまうことがありません。学習の記録は、このブラウザの中だけに保存されます。

共通テスト古文の全体像と勉強の順番は共通テスト古文の勉強の順番(過去の傾向から)にあります。

こんな人におすすめ

共通テストや大学入試の古文に向けて、文法を本文の中で使えるようにしたい人、「なり」「に」「なむ」のような同じ形の見分けや、敬語の主語・敬意の方向で迷いやすい人におすすめです。スキマ時間に1セットずつ進められます。

分野の構成

活用・接続、助動詞、助詞、敬語、識別、構文・読解文法の6分野です。教科書や参考書によって分類や呼び方が分かれる用法は、このページでは典型的な基本整理に従っています。

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