大学入学共通テスト 国語
共通テスト古文の勉強の順番(過去の傾向から)
古文は国語200点のうち45点。過去の出題から見た、勉強の順番の一例をまとめました。共通テスト本試験の2021〜2026年の6回を集計しています(2026年10月時点)。
結局、何からやる?
出発点は、まなクエのクイズの「総合テスト」(10問)で決めます。最初だけは2回解いて、20問の合計で見てください(10問だけだと、たまたま得意な語が出ることがあるため)。
- 古文単語クイズの総合テストが20問中15問以下 → ①単語から
- 単語は16問以上、古典文法クイズの総合テストが20問中15問以下 → ②文法・敬語から
- どちらも16問以上 → ③読むから(過去問で下の4つの型)
次へ進む目安は、総合テストで8問以上を2回続けて取れたとき。点だけでなく、なぜその答えかを言えるかも確かめます。総合テストが取れても、分野ごとの「カテゴリテスト」で7問以下の分野(たとえば敬語)があれば、その分野だけ先に固めてから進みます。
試験の形
国語は現代文3問(110点)・古文(45点)・漢文(45点)の5問です(2025年の新課程から)。
最近の出題(2026年)
| 出典 | 『うつほ物語』。設問の中で、同じ作品の別の場面も資料として出た。和歌は出なかった。 |
|---|---|
| 問1 | 短い語句の解釈。古語の意味と文法の両方が要る。 |
| 問2 | 文法(断定の「なり」・丁寧語・敬意など)と、その前後の内容。 |
| 問3〜5 | 内容の理解。問4・問5は選択肢が長い五択。 |
2026年の配点は、問1が15点(5点×3)、問2が7点、問3が7点、問4・問5が8点ずつでした。
共通テストで何が出たか(2021〜2026年の6回)
共通テスト本試験の6回を、予備校の設問分析で数えました。参考として、センター試験(2017〜2020年)を足した10回も並べています。
| 設問の形 | 共通テスト6回 | 参考:10回 | メモ |
|---|---|---|---|
| 語句の解釈 | 6/6 | 10/10 | 毎回の問1(2025・2026年は15点) |
| 本文の内容(心情・理由・人物) | 6/6 | 10/10 | 毎回。2025・2026年は配点の半分前後 |
| 複数の文章・話し合いの空欄 | 6/6 | 6/10 | 共通テストになってから毎回 |
| 解くのに要る知識 | 共通テスト6回 | 参考:10回 | メモ |
|---|---|---|---|
| 和歌 | 4/6 | 6/10 | 出なかったのは2020・2026。分析に記述がない年(2018・2022)は数えていない |
| 文法を問う設問(助動詞・助詞・識別) | 4/6 | 6/10 | 問1の解釈にも文法が要る |
| 敬語を直接問う設問 | 2/6 | 4/10 | 直接問われない年も、主語を決める読みに使う |
| 掛詞などの修辞 | 2/6 | 2/10 | 2023・2024 |
| 文学史 | 0/6 | 0/10 | どの年の分析にも出てこない |
1つの設問が2つの表にまたがることがあります(たとえば2025年は、話し合いの空欄の中で和歌が問われた)。回数は重ねて足さないでください。
点につながる順番
単語 ― 問1の土台
問1は語句の解釈。現代語と意味が違う語(をかし・あはれ・いみじ など)を覚え、そのうえで文の中でどの意味になるかを決める練習をします。覚えるだけでは15点は約束されません。
古文単語クイズへ文法 ― 問1・問2で使う
助動詞・敬語・識別(なり・に・なむ など)を覚え、本文の中で意味や主語を決めるのに使います。2025・2026年の問2は文法・敬語そのものが問われました。
古典文法クイズへ読む ― 問3〜5の内容理解
単語と文法を覚えただけでは、内容の問題は伸びません。毎回この4つを順にやります。
- 主語を追う(省かれた主語を、敬語の有無と前の文から補う)
- 人物の関係をつかむ(誰が誰に何をしたか、リード文と注も使う)
- 答えの根拠になる本文の場所を探す
- 選択肢のうち、本文とずれている所を見つけて消す
練習は、古文読解のセットから。
古文読解へ| 例:①から始める人の最初の7日 | |
|---|---|
| 1〜3日目 | 古文単語を1日3セット(30問)。間違えた語は次の日に「苦手問題」で解き直す |
| 4〜5日目 | 単語を1日1セット続けながら、古典文法の助動詞のセット。最後に「構文・読解文法」を数問、主語と語の意味を確かめながら解く |
| 6日目 | 単語1セット+古典文法の敬語のセット。敬語から主語を決める練習を数問 |
| 7日目 | 単語と文法の総合テストを1回ずつ。過去問の短い一部分を読み、主語と答えの根拠を指で押さえる。上の「次へ進む目安」と比べて、来週の出発点を決める |
勉強の順番と、本番の時間
| 最初に | 古語の意味・基本の文法(助動詞)・敬語を、覚えて文の中で使えるところまで。問1(2025・2026年は15点)と問2(同じく7点)の土台で、内容の問題にも効きます。 |
|---|---|
| 次に | 主語・人物の関係・本文の根拠(上の4つ)。問3以降の内容の問題です。 |
| その後 | 和歌の読み方(誰が誰に何を詠んだか)と、複数の文章の比べ方。出る年は1問8点前後、話し合いの空欄はまとめて20点を超えることもあります。 |
| 後回しでもよい | 出題が少ないので、後回しでもよい所: 掛詞などの修辞(過去6回で2回)と文学史(過去6回で0回)。和歌の読み方の中で出会った分で足ります。 |
| 目標点 | 最初の仮の目安は、志望校で必要な国語の得点率 × 45点(7割なら約32点、8割なら36点)。過去問を解いたら、現代文・漢文との得意不得意で配分し直します。 |
| 時間 | 配点どおりに割ると約20分(90分×45/200)。これは出発点です。過去問を時間を計って解き、安定して解ける時間を自分の上限に決めてください。分からない1問に粘らず、印をつけて先へ進みます。 |
出典
集計した期間: 共通テスト本試験 2021〜2026年(6回)、参考にセンター試験本試験 2017〜2020年(4回)。2026年10月時点の公開情報による。
試験の形・配点: 大学入試センター 令和7年度試験・過去3年分の試験問題と正解。設問の内容: センター試験2017〜2020は東進・アオイゼミの講評、共通テストは河合塾 共通テスト分析(国語)・東進 共通テスト分析(国語)。