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情報システム戦略

情報システムは、単独で導入するのではなく経営戦略や事業戦略の実現手段として計画します。経営とITをどう結び付けるかを押さえます。

経営とITを結び付ける

情報システム戦略は、経営戦略や事業戦略の実現に向けて情報システムをどのように活用するかを定める方針です。個別システムの機能だけでなく、組織全体の方向性との整合を考えます。

企業全体のIT活用を経営の視点から統括する役割を担うのがCIOです。情報システム戦略は経営戦略を踏まえて策定するという関係を押さえます。

情報システム戦略は経営戦略に基づく

社内情報を横断検索

企業内には、文書管理システム、グループウェア、データベースなど様々な場所に情報が保存されています。これらを横断して探せる仕組みがエンタープライズサーチです。

利用者は複数のシステムを個別に検索する手間を減らせます。企業内の複数の情報源をまとめて検索する仕組みという点を押さえます。

社内の複数情報源を横断検索する

EAで全体を最適化

EAは、組織の業務と情報システムを全体として捉え、望ましい姿へ移行していくための考え方です。業務、データ、アプリケーション、技術などの視点から現状と目標像を整理します。

現状と目標像の差を明らかにし、どのように移行するかを計画します。個別システムだけでなく組織全体の最適化を目指す点が特徴です。

EAは現状と目標像を比べ全体最適を図る

SoRとSoE

SoRは、会計や受発注のように正確な記録と安定した処理を重視するシステムを表す考え方です。企業活動の記録を確実に管理する用途と結び付きます。

SoEは、顧客や利用者との関係を深めるためのシステムを表す考え方です。記録の確実性を重視するSoRと、人とのつながりを重視するSoEを区別することがポイントです。

SoRは記録、SoEはつながり

戦略目標を具体化する

経営戦略や事業戦略では、環境分析を行った上で目指す状態を具体的な目標として設定します。情報システムの計画も、その目標を実現するための手段として考えます。

例えば業務時間の短縮や顧客サービスの向上など、経営上の狙いとIT施策を対応させます。システム導入そのものを目的にせず、経営上の成果と結び付けることが重要です。

IT導入は経営目標を実現する手段

本番の形で解いてみる

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

企業内のファイルサーバ、文書管理システム、グループウェアなどに保存された情報を、一つの検索画面から横断的に探す仕組みはどれか。

  1. エンタープライズサーチ
  2. 全文検索
  3. データマイニング
  4. データウェアハウス
答えと解説を見る

正解: エンタープライズサーチ

社内の複数の情報源を横断して検索できる仕組みがエンタープライズサーチです。全文検索は文書内の語句検索を指し、複数システムの横断検索そのものを意味しません。

まちがえやすい点: 一つの文書集合を検索するのか、社内の複数システムをまたいで検索するのかを見る。

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

会計取引や受注履歴など、企業活動の記録を正確かつ安定して管理するシステムの考え方として最も適切なものはどれか。

  1. SoE
  2. SoR
  3. SoI
  4. ERP
答えと解説を見る

正解: SoR

正確な記録と安定した処理を重視するシステムはSoRに分類されます。SoEは顧客や利用者との関係強化、SoIは蓄積データから知見を得る用途を重視します。

まちがえやすい点: 記録を残すSoR、関係を築くSoE、分析するSoIを区別する。

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

企業が業務と情報システムの現状を整理し、将来の目標像との違いを明らかにした上で、全体として望ましい構成への移行を計画する。この考え方はどれか。

  1. EA
  2. BPR
  3. BSC
  4. ERP
答えと解説を見る

正解: EA

EAは業務と情報システムを組織全体で整理し、現状から目標となる全体構成への移行を計画する考え方です。BPRは業務プロセスそのものを抜本的に見直す手法です。

まちがえやすい点: 業務やITの全体構造を設計するEAと、業務改革を行うBPRを取り違えない。

この内容を問題で確かめる

読んだところを、本番と同じ四肢択一の10問セットで思い出してみましょう。

ITパスポートの問題を解く →

このページの内容は、IPA「ITパスポート試験 シラバス Ver.6.5」(2026年1月公表)の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。