ITパスポート 学習ページ|ストラテジ系・経営戦略

経営戦略を考える手法

企業の内外を分析する手法と、競争力を高めるための戦略用語を整理します。分析軸と用語の目的を結び付けて理解します。

SWOTで環境を整理

SWOT分析では、自社にとっての強み、弱み、機会、脅威を整理します。強みと弱みは自社の内部、機会と脅威は市場や競合などの外部に関係します。

分析結果を組み合わせることで、強みを機会に生かすなどの戦略を検討できます。強み・弱みは内部環境、機会・脅威は外部環境と分類します。

SWは内部、OTは外部

PPMで事業を分類

PPMは、複数の製品や事業へ経営資源をどう配分するかを考える手法です。市場成長率と相対的な市場シェアという二つの軸で位置付けを整理します。

高成長・高シェアの領域は花形、高成長・低シェアの領域は問題児と呼ばれます。低成長・高シェアは金のなる木、低成長・低シェアは負け犬です。

PPMは成長率と市場シェアで分類

VRIOと3C

VRIO分析は、自社の経営資源を価値、希少性、模倣困難性、組織という観点から評価します。持続的な競争優位につながる資源を考えるために使われます。

3C分析では、市場・顧客、競合、自社という三つの視点から事業環境を整理します。PPMの二軸やSWOTの四分類とは分析の視点が異なるので区別します。

VRIOは自社資源、3Cは顧客・競合・自社

競争力を作る戦略

他社にまねされにくく、自社の得意分野の基礎となる能力をコアコンピタンスと呼びます。特定の狭い市場に経営資源を集中する考え方はニッチ戦略です。

競争相手の少ない新しい市場を生み出す考え方がブルーオーシャン戦略です。既存市場での競争方法と、新市場を作る考え方を区別することがポイントです。

コアコンピタンスは自社の中核的な能力

外部資源を活用する

他社と協力関係を築き、それぞれの技術や販売網などを活用する方法がアライアンスです。企業の合併や買収によって事業や経営資源を取り込む方法はM&Aです。

業務の一部を外部の専門企業へ委託することをアウトソーシングといいます。提携、買収、業務委託では企業同士の関係が異なるため、目的と形から判断します。

提携はアライアンス、外部委託はアウトソーシング

本番の形で解いてみる

表を読む問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

次のSWOT分析の表で、項目Xに分類するのが最も適切なものはどれか。

区分内部・外部内容
強み内部高い技術力
弱み内部営業拠点が少ない
X外部市場の急速な拡大
脅威外部新規競合の参入
  1. 強み
  2. 弱み
  3. 機会
  4. 脅威
答えと解説を見る

正解: 機会

市場の拡大は企業の外部で生じる好ましい変化なので、機会に分類します。

まちがえやすい点: 自社が直接持つ能力か、外部で起きる変化かを見分ける。

表を読む問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

次のPPMの表で、製品Pの位置付けとして最も適切なものはどれか。

製品市場成長率相対的市場シェア
P高い低い
  1. 花形
  2. 問題児
  3. 金のなる木
  4. 負け犬
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正解: 問題児

市場成長率が高く、相対的市場シェアが低い領域は問題児です。

まちがえやすい点: 花形は市場成長率と相対的市場シェアの両方が高い。

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

自社にはない技術を短期間で補うために、他社と協力関係を結んで双方の経営資源を活用する方法として最も適切なものはどれか。

  1. アライアンス
  2. ニッチ戦略
  3. ベンチマーキング
  4. コモディティ化
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正解: アライアンス

他社と提携し、互いの経営資源を活用する方法がアライアンスです。

まちがえやすい点: ベンチマーキングは優れた事例を比較・分析して改善に役立てる考え方。

この内容を問題で確かめる

読んだところを、本番と同じ四肢択一の10問セットで思い出してみましょう。

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このページの内容は、IPA「ITパスポート試験 シラバス Ver.6.5」(2026年1月公表)の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。