基本情報技術者 学習ページ|科目A・プロジェクトマネジメント

調達を計画し管理する

外部から製品、サービス又は結果を入手するときは、何をどのように調達するかを計画し、供給者を選び、契約後も関係を管理します。契約書や注文書と、契約タイプの選択を中心に確認します。

調達の流れ

調達の対象群には、外部から必要な製品、サービス又は結果を計画し、入手し、供給者との関係をマネジメントするためのプロセスが含まれます。主な流れは、調達の計画で調達内容や進め方を定め、供給者の選定で相手を決め、調達の運営管理で契約後の履行状況や関係を管理する、というものです。

調達は計画、供給者選定、運営管理で進める。

契約書と注文書

調達では、発注者と供給者の合意内容を明確にするため、契約書又は注文書が主要なアウトプットとして扱われます。そこでは、調達する対象、数量、価格、納期など、取引の条件を確認できるようにします。形式が異なっても、何をどの条件で調達するかを当事者間で明確にし、その後の運営管理で確認できる状態にしておく点が重要です。

契約書や注文書で調達条件を明確にする。

契約タイプの選択

調達戦略では、調達対象の性質や不確実性などを踏まえ、適切な契約タイプを選びます。成果物と価格を事前に定めるタイプでは、発注額を見通しやすい一方、仕様を明確にしておくことが重要です。実際に発生した費用を基礎に支払額を決めるタイプでは、作業内容の不確実性に対応しやすい一方、発注者側が費用増加のリスクを負いやすいため、費用の管理がより重要になります。

契約タイプは調達対象と不確実性に応じて選ぶ。

調達後も管理する

供給者を選定して契約を結べば調達が終わるわけではありません。調達の運営管理では、契約や注文の内容に照らして、納入物、納期、費用などの状況を確認し、供給者との関係を管理します。計画時に選んだ契約タイプによって、どの項目を重点的に管理するかも変わります。供給者の選定と契約後の管理は別のプロセスです。

契約後は履行状況と供給者との関係を管理する。

本番の形で解いてみる

科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)

契約後の履行状況や供給者との関係を管理するプロセスとして、最も適切なものはどれか。

  1. 調達の計画
  2. 調達戦略
  3. 供給者の選定
  4. 調達の運営管理
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正解: 調達の運営管理

契約後の履行や関係を管理するのは調達の運営管理です。供給者の選定は相手を決め、調達の計画は何をどのように調達するかを定めます。調達戦略は契約タイプなどを考える際の方針です。

まちがえやすい点: 調達の計画・供給者の選定・調達の運営管理は、決める・選ぶ・管理するで区別する。

科目Aの形: 四肢択一(表を読む)(このページのために作った問題)

次の契約タイプA、Bの特徴を比較した。仕様が明確で、発注時に支払額を見通しやすくしたい場合に適する契約タイプと、その理由の組合せとして最も適切なものはどれか。

契約タイプ支払額の考え方費用増加への注意
A成果物と価格を事前に定める供給者側の見積り精度が重要
B実際に発生した費用を基礎にする発注者側の費用管理が重要
  1. B。成果物と価格を事前に定めるため
  2. A。実際に発生した費用を基礎にするため
  3. A。成果物と価格を事前に定めるため
  4. B。実際に発生した費用を基礎にするため
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正解: A。成果物と価格を事前に定めるため

Aは成果物と価格を事前に定めるため、仕様が明確で支払額の見通しを重視するときに適します。Bは実際の費用を基礎にするため、発注者側でも費用管理が重要です。

まちがえやすい点: 契約タイプは名前だけでなく、支払額の決まり方と不確実性への対応で判断する。

科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)

調達の主要なアウトプットとして、発注者と供給者の合意した調達条件を明確にするものはどれか。

  1. 調達戦略
  2. 契約書又は注文書
  3. 調達の運営管理
  4. 供給者の選定
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正解: 契約書又は注文書

調達では、契約書又は注文書が主要なアウトプットとして扱われ、調達対象や条件を明確にします。調達戦略や供給者の選定、調達の運営管理はそれぞれ役割が異なります。

まちがえやすい点: 注文書も調達条件を明確にする主要なアウトプットとして扱われる。

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このページの内容は、IPA「基本情報技術者試験 シラバス Ver.9.2」(2026年1月公表)と試験要綱Ver.5.6の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。IPAは2027年度春ごろから新しい試験制度に移る予定です。