基本情報技術者 学習ページ|科目A・プロジェクトマネジメント
ステークホルダを管理
プロジェクトには、スポンサー、顧客、その他の関係者が関わります。誰が関係し、どのような影響や関心をもつかを把握し、必要な働きかけにつなげる流れを整理します。
関係者を特定
ステークホルダの対象群では、プロジェクトスポンサー、顧客、その他の関係者を特定し、マネジメントするためのプロセスを扱います。最初に誰がプロジェクトに関係し、どのような影響や関心をもつかを把握するステークホルダの特定を行います。関係者を漏れなく把握することは、その後の情報提供や調整の前提になります。肩書だけでなく、プロジェクトとの関係を見て整理します。
ステークホルダの特定は関係者把握の出発点。
関係者を管理
ステークホルダのマネジメントでは、特定したステークホルダとの関係を考え、プロジェクトの進行に応じて必要な働きかけや調整を行います。全員に同じ方法で対応するのではなく、影響の大きさや関心の程度などを踏まえて、情報提供や関与の仕方を考えます。新たな関係者が現れたり、役割や影響が変わったりする場合もあるため、特定した結果は状況に応じて見直します。
関係者の状況に応じて働きかけ方を調整する。
登録簿に整理
ステークホルダ登録簿は、特定したステークホルダに関する情報を整理するための主要なアウトプットです。誰が関係者であるかを記録し、分析やマネジメントにつなげます。登録簿は、変更要求の履歴を記録する変更登録簿とは目的が異なります。また、プロジェクト全体の進め方をまとめる計画書とも役割が違い、関係者を管理するための情報を整理する点に特徴があります。
登録簿は特定したステークホルダ情報を整理する。
分析して対応
ステークホルダ分析は、ステークホルダの特徴やプロジェクトへの関わりを把握し、マネジメントの仕方を考えるための技法です。例えば、プロジェクトへの影響が大きい相手と、関心は高いが影響は比較的小さい相手では、必要な情報提供や関与の仕方が異なることがあります。分析結果は、登録簿に整理した関係者情報と結び付け、誰にどのように対応するかを考える材料にします。
分析結果を関係者への対応方法に結び付ける。
本番の形で解いてみる
科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)
プロジェクトスポンサー、顧客、その他の関係者を洗い出し、誰がプロジェクトに関係するかを明らかにするプロセスとして、最も適切なものはどれか。
- ステークホルダの特定
- プロジェクト作業の管理
- ステークホルダのマネジメント
- 変更の管理
答えと解説を見る
正解: ステークホルダの特定
誰がプロジェクトに関係するかを明らかにするのはステークホルダの特定です。特定した後に、必要な働きかけや調整を行うのがステークホルダのマネジメントです。
まちがえやすい点: 特定は関係者を見つける段階、マネジメントはその後の対応を扱う。
科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)
特定したプロジェクト関係者の情報を整理し、その後の分析やマネジメントに利用する主要なアウトプットはどれか。
- プロジェクト憲章
- ステークホルダ登録簿
- 変更登録簿
- 得た教訓文書
答えと解説を見る
正解: ステークホルダ登録簿
特定したステークホルダに関する情報を整理する主要なアウトプットがステークホルダ登録簿です。変更登録簿は変更、プロジェクト憲章は立ち上げ、得た教訓文書は教訓に関する情報を扱います。
まちがえやすい点: 名称が似る変更登録簿とステークホルダ登録簿は、記録対象で区別する。
科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)
関係者ごとの影響の大きさや関心などを把握し、情報提供や関与の仕方を考えるために用いる技法として、最も適切なものはどれか。
- CCB
- ステークホルダ分析
- ベースライン
- 構成管理計画
答えと解説を見る
正解: ステークホルダ分析
ステークホルダ分析は、関係者の特徴やプロジェクトへの関わりを把握し、対応方法を考えるための技法です。ベースラインとCCBは主に変更管理、構成管理計画はソフトウェア構成管理に関係します。
まちがえやすい点: 登録簿は情報を整理する成果物、分析は対応を考えるための技法である。
基本情報の学習ページ
ほかの学習ページの一覧と、2択の用語カード(750語)は、基本情報技術者のページにあります。
基本情報技術者のページへ →このページの内容は、IPA「基本情報技術者試験 シラバス Ver.9.2」(2026年1月公表)と試験要綱Ver.5.6の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。IPAは2027年度春ごろから新しい試験制度に移る予定です。