理科解説
人体のしくみ(消化・血液循環・神経)|理科クイズ対策
消化のしくみ
食べ物は消化器官を通りながら栄養素に分解されます。
| 消化器官 | 消化液 | 分解する栄養素 |
|---|---|---|
| 口(唾液腺) | 唾液(アミラーゼ) | デンプン |
| 胃 | 胃液(ペプシン) | タンパク質 |
| 小腸(膵臓から) | 膵液(複数の酵素) | デンプン・タンパク質・脂肪 |
| 小腸(腸壁) | 腸液 | デンプン・タンパク質 |
✅ 胆汁は消化酵素ではない
胆のうから出る胆汁は消化酵素を含まず、脂肪を乳化(細かくする)するだけ。「酵素か否か」はよく問われる。
胆のうから出る胆汁は消化酵素を含まず、脂肪を乳化(細かくする)するだけ。「酵素か否か」はよく問われる。
血液循環のしくみ
心臓はポンプのように血液を全身に送ります。
体循環と肺循環
- 体循環:心臓(左心室)→全身→心臓(右心房)
- 肺循環:心臓(右心室)→肺→心臓(左心房)
血液の成分
- 赤血球:酸素を運ぶ(ヘモグロビンを含む)
- 白血球:細菌などを食べて体を守る(免疫)
- 血小板:血液を固めて止血する
- 血しょう:液体成分(栄養素・老廃物を運ぶ)
神経と反射
- 感覚神経:刺激を脳・せき髄に伝える
- 運動神経:命令を筋肉に伝える
- 反射:脳を介さずせき髄で反応(膝蓋腱反射など)→反応が速い
⚠ 反射と意識的行動の違い
熱いものに触れて手を引っ込める→反射(せき髄)。目で見て手を動かす→意識的行動(大脳)。反射の方が圧倒的に速い。
熱いものに触れて手を引っ込める→反射(せき髄)。目で見て手を動かす→意識的行動(大脳)。反射の方が圧倒的に速い。
消化器官と消化酵素
| 器官 | 分泌液 | はたらく消化酵素 |
|---|---|---|
| 口 | 唾液 | アミラーゼ(デンプン→糖) |
| 胃 | 胃液 | ペプシン(タンパク質→ペプトン) |
| 小腸 | 腸液・膵液 | リパーゼ(脂肪)・マルターゼほか |
| 肝臓 | 胆汁 | 消化酵素なし(脂肪を乳化) |
三大栄養素の消化後の形:デンプン→ブドウ糖、タンパク質→アミノ酸、脂肪→脂肪酸+グリセリン。吸収は主に小腸(柔毛)で行われる。
血液循環と心臓
- 体循環:心臓→全身→心臓(酸素を全身に届け、CO₂を回収)
- 肺循環:心臓→肺→心臓(CO₂を排出し、O₂を補給)
- 動脈:心臓から出る血管(酸素が多い)
- 静脈:心臓に戻る血管(CO₂が多い)
✅ 注意ポイント
肺動脈には静脈血(CO₂が多い)が流れている。「動脈=酸素が多い」は原則だが、肺動脈・肺静脈は逆になるので注意。
肺動脈には静脈血(CO₂が多い)が流れている。「動脈=酸素が多い」は原則だが、肺動脈・肺静脈は逆になるので注意。
神経系のしくみ
| 種類 | はたらき |
|---|---|
| 中枢神経 | 脳・脊髄。情報処理・命令の中枢 |
| 末梢神経 | 感覚神経(感覚器→脳)・運動神経(脳→筋肉) |
| 自律神経 | 交感神経(興奮)・副交感神経(リラックス) |
反射(反射弓)とは、刺激を受けたとき脳を経由せず脊髄で反応する仕組み。熱いものを触った瞬間に手を引っ込めるのが典型例。脳を経由しない分、反応が速い。
感覚器官と刺激への反応
| 感覚器官 | 受け取る刺激 | 特徴 |
|---|---|---|
| 目(視覚) | 光 | 網膜で受け取る。盲点あり |
| 耳(聴覚・平衡覚) | 音・体の傾き | うずまき管・三半規管 |
| 鼻(嗅覚) | 気体の化学物質 | 慣れると感じにくくなる |
| 舌(味覚) | 液体の化学物質 | 甘・酸・塩・苦・うまみ |
| 皮膚(触覚等) | 接触・温度・痛み | 全身にある |
骨格と筋肉:骨格は体を支え、内臓を保護し、造血を行う。筋肉は骨に腱でつながり、収縮することで関節を動かす。拮抗筋(きっこうきん)が対になってはたらく。
人体の試験対策まとめ
頻出事項まとめ:血糖値を下げるのはインスリン(すい臓のランゲルハンス島B細胞から分泌)。腎臓は血液をろ過して不要物(尿素・余分な塩分)を尿として排出。肝臓は体内最大の臓器で「体の化学工場」:グリコーゲン貯蔵・タンパク質の合成・アルコール分解・胆汁生成・有害物質の解毒を行う。赤血球は酸素を運ぶ(ヘモグロビン)、白血球は免疫(細菌を食べる)、血小板は出血を止める(凝固)。心臓は1日に約10万回収縮し、全身に血液を送り続ける。